夫の海外赴任に帯同し、英語が話せないまま始まったアメリカ生活。
そんな中で妊娠が分かった時、うれしい気持ちと同時に強い不安を感じました。
「病院に電話できるかな」
「受付で何を聞かれるんだろう」
「英語がわからないのにどうしよう」
今振り返ると、検診そのものより、「英語でやり取りすること」への不安がとても大きかったと思います。
この記事では、同じように英語が苦手・話せない人へ向けて、電話予約・受付・問診票・妊婦検診で実際に使う英単語やフレーズをまとめています。
アメリカ妊婦検診|電話予約での英語

病院に電話することすら怖かった
アメリカで妊婦検診を受けるには、まずご自身の持っている保険適用の産婦人科(OB/GYN)を探し、予約を取る必要があります。
オンライン予約を受け付けている病院もありますが、電話予約の場合、英語が分からなくても翻訳アプリを使用しながらの対話は難しく、専門用語も混じるため、さらに聞き取りも難しくなります。
病院へ電話をかけること自体、本当に怖かったことを覚えています。
英語で何を聞かれるんだろう?
聞き取れなかったらどうしよう。
何を話したらいいのかわからない。
英語で何も言えない。
予約が取れなかったらどうしよう。
不安ばかりが募りました。
最初に調べたフレーズは「日本語を話せる人はいますか?」
産婦人科は日本語対応可の病院を見つけていましたが、電話に出るのが日本語を話せる方とは限りません。
そのため、まず最初に「日本語を話せる人はいますか?」を英語で何と言うかから調べました。
実際に調べたフレーズはこちらです。
しかし、当時の私は上記の英語も話すことができず、最終的に私が言える範囲で実際に電話で言っていた会話はこちらです。
※英語が話せない状態で使っていた表現なので、通じてはいましたが、正確な表現ではないので、参考までに。
「Dr. ○○’s office. How may I help you? 」
(○○医師の病院です。どのようなご用件ですか?)
→これが最初は早すぎて何も聞き取れませんでしたが、どの病院もたいていこのフレーズです。
「Hi. I’m 〇〇, Excuse me, Do you speak Japanese?」
(こんにちは、私は○○です。すみませんが、日本語は話せますか?)
→ここで日本語を話せる方であれば日本語に、英語のみの方であれば代わってくれるか、さらに下記のフレーズを言っていました。
「Japanese speaker please.」
(日本語が話せる人をお願いします)
→アメリカ(この記事では主にカリフォルニア)では、エリアによりますが、日本語対応可のスタッフがいる病院や、大きな病院では無料で電話の同時通訳サービスを利用することができる場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。
もちろん必ずいるわけではないので、事前に日本語対応可のスタッフがいるかを調べ、いなかった場合の対応策も考えてから電話することをおすすめします。
電話予約で使う英単語・フレーズ
「Dr. ○○’s office. How may I help you? 」
(○○医師の病院です。どのようなご用件ですか?)
・I need(would like) to make an appointment.
(予約を取りたい)
・I’m pregnant.(妊娠しています)
・This is my first visit . (初診です)
「Do you have 〇〇?」(○○は持っていますか)
「What’s your 〇〇?」(○○は何ですか)
電話では緊張して頭が真っ白になりやすいので、紙にメモして読みながら話すのもおすすめです。
病院での受付・問診票での戸惑い

受付で思わず混乱
私はアメリカで2度妊娠を経験しているのですが、2度目の妊娠時には自分で予約をしたものの、実は1度目の妊婦検診は夫に予約をしてもらったため、初めて自ら英語に触れる機会となったのは病院に着いてからの受付と問診票でした。
病院に到着すると、まず受付表に日時や名前を記入します。
ここで私は少し混乱することになりました。
なぜかというと、ただ日時と名前を書くだけだと安心していたのに、受付表に書いてある他の方の書き方から、日本とは違うことがわかったからです。
つい14:00と書いた私は、他の人の受付時間を見てあれ?と疑問に思い、真似をして書き直しました。
受付では住所と電話番号も書く欄があるので、覚えていない方はメモを持参すると良いと思います。
何度も記入したり、口頭で伝える機会があるので、できるだけ早く覚えておくとスムーズです。
問診票の試練
受付を済ませると、初診では問診票の記入を求められます。
病院によっては、事前に自宅で記入し持参する場合もありますが、私の行った産婦人科は、2か所の病院ともに受付で渡されるタイプだったので、初めての妊婦検診の際には待合室で泣きそうになるほど、この問診票には苦戦しました。
まず、基本的な英語すら分からなかった私は、
First name? Middle name? Last name?
何でnameが3つもあるの?!
Print nameって??
Signatureって何??どっちに名前を書くの??
こんな状態で、名前すら書けなかったのです。
問診票内容と使われている英単語
問診票は3~5枚程度で
基本情報、月経歴、妊娠歴、既往歴、血縁者の既往歴、HIPAA(同意書) などがあります。
病院の使用するフォームにより記載事項や記載箇所、フレーズは違っていますが、大まかに下記のような内容が書かれています。
●基本情報
| First name | 名前 |
| Middle name | ミドルネーム |
| Last name | 名字 |
| Date of birth | 生年月日 |
| Gender | 性別 |
| Address | 住所 |
| Phone number | 電話番号 |
| Occupation / Employer | 勤務先情報 |
| Marital Status | 配偶者の有無 |
| Spouse's Name/Phone Number | 配偶者の氏名・電話番号 |
| Emergency Contact | 緊急連絡先 |
| Insurance ID | 保険番号 |
| Height | 身長 |
| Weight | 体重 |
●Menstrual History(月経歴)
| Age at first period | 初潮年齢 |
| First day of last menstrual period / LMP | 最終月経の開始日 |
| Menstrual (period) cycle | 月経周期 |
| Duration | 月経期間の長さ(例:5日間など) |
GPAC・TPAL(妊娠歴・出産歴)
| Gravida/Number of pregnancy | これまでの妊娠回数 |
| Parity | 出産回数 |
| Abortion | 中絶 |
| C-section(Cesarean section) | 帝王切開 |
| Term birth | 正期産 |
| Preterm birth | 早期産 |
| Living children | 現存している子供の数 |
Medical History(既往歴)/family history (血縁者の既往歴)
| Surgical History | 手術歴 |
| Diabetes | 糖尿病 |
| Cancer | 癌 |
| Breast cancer | 乳がん |
| Uterine fibroids | 子宮筋腫 |
| Endometriosis | 子宮内膜症 |
| Ovarian cysts | 卵巣嚢腫 |
●Life history (生活習慣)
| Allergy | アレルギーの有無 |
| Reactions | アレルギーの症状 |
| Smoking | 喫煙 |
| Alcohol | 飲酒 |
| Caffeine | カフェイン |
| Current medication | 服用中の薬 |
●HIPAA (個人情報、プライバシーの取り扱いに関する同意書)
他にもたくさん項目があり、上記は一部ですが、現在では翻訳アプリやAIなども発展しているので、それほど苦労せずに書ききれると思います。
全ての書類の最後にはName(名前)を書く欄と、Signature(サイン)を書く欄があり、
Nameにはアルファベット表記(公的な証明書などに書いてある名前)、Signatureには自分特有の署名を記入します。
私は最初、このNameとSignatureの区別がつかず、混乱しました。
妊婦検診で使う英単語と実際の流れ

妊婦検診での表記単位の違い
妊婦検診では、身長や体重を聞かれたり、毎回体重をはかりますが、その単位も日本とは違っています。
当時はlbがどれくらいかわからず、自分の体重変化をすぐに把握できませんでした。
妊婦検診の流れと英単語・フレーズ
妊婦検診では、毎回行うものと、決められた週数にしか行わない検査に分かれます。
病院やドクターによって変わりますが、毎回の検診ではドクターの診察の前に
などが行われます。
尿検査がある際は受付時にコップが渡され、自分の番を待つ間にトイレで尿を取り、トイレにある小窓から提出します。
そして、自分の番になり名前を呼ばれると
「Please step on the scale.(体重計に乗ってください。)」などと言われ、 体重測定をします。
体重をはかる際、かばんは置きますが、靴や上着はそのままなので、少しでも体重を軽くしたい方は、上着を予め脱いでおくと良いですよ。
体重測定の後、どの部屋で待つか指定されるので、Room No.を聞き逃さないように数字を聞くことに集中しました。
部屋に入ると、血圧測定をしながらナースさんからの質問に答えます。
ここで、エコーがある場合に限り服を脱いでガウンを着るように指示があります。
なんとなく服を脱いでと言っている気がする…とわかった時は、
All(Everything)なのかDownだけまたはUpだけなのかを確認すると間違いないです。
毎回、ブラとパンツはどうする問題が発生していたので、下記のフレーズで聞けると良いかもしれません。
Do I need to take off my underwear(and bra), too?
(パンツ(ブラ)も脱ぐ必要がありますか?)
ちなみに、すごく変な格好になりますが、靴と靴下はそのままで大丈夫です。
※下半身のみの場合は、診察台に用意されているペーパーを下半身にかけて待ち、全身や上半身のみの場合はペーパーガウンを紐を結ばない状態で着用します。
ナースさんが出て行ったあと、準備ができた頃にドクターが入ってきます。
ナースさんによる問診はほぼ毎回同じ内容なので、「よく聞く単語」だけでも覚えておくとナースさんの質問に答えられるようになっていきます。
ドクターによる診察
ドクターがする診察は
エコーなど特別な検診時以外は、Dopplerと問診(何か聞きたいことはあるか)のみで検診は終わりです。
特に何もなければビックリするほどあっさり終わるので、聞きたい事、不安なことは紙に書いて行ったり、翻訳アプリを使用するなどして積極的に聞いたほうが良いです。
また、アメリカは様々な業種が分業となっているため、検診に行く病院と出産する病院が別な場合が多いように、妊婦検診の中に含まれる血液検査や精密エコーなども、別途専門の病院へ行き、そこで専門的な検査が行われます。
ただし大きい病院であれば、部屋を移動するだけで済む場合もあります。
→【アメリカ妊婦検診】妊娠週数の数え方やエコースケジュール・日本との違いなどをまとめた記事はこちら
ドクターやナースとの会話フレーズ
聞かれた質問に対し、特に何もなければ、Yes or Noでも大丈夫です。
症状を伝える時の簡単な英語
I have 〇〇.
I feel 〇〇.
の形で伝えていきます。
「聞き取れなかった時」に助かったフレーズ
私の場合は日本語が話せるナースさんが診察室に一緒に入ってくれていました。
そのため、ナースさんが通訳をしてくれたのですが、毎回いてくれるとは限りません。
勇気はいりますが、聞き返した方が結果的に安心できます。
どうしてもわからない場合は紙に書いてもらって家で調べたり、診察室で携帯を使用してもいい場合は翻訳アプリなどを使うと良いです。
英語が苦手でも妊婦検診を乗り切るためにやってよかったこと

日本語対応可の病院を探した
英語が話せない中での妊婦生活は、精神的にも不安定になるので、日本語を話せるスタッフがいる病院に行くことで
・日本語で心配事を聞くことができる
・ドクターとの間に入って通訳してもらえる
・そしてなにより、日本語が通じる。
これだけで安心感は全く違いました。
住むエリアにもよってしまいますが、通える範囲に日本語対応可の病院がある場合は保険が対応しているかを確認し、対応してもらえると安心です。
パートナーと同伴する
アメリカの妊婦検診に行くとまずびっくりするのが、ほとんどの人が夫婦できていること。
アメリカでは妊婦検診の時点から一緒に参加する夫婦が多く、初診からパートナーも同伴します。
特に英語が苦手な方は、初診は特に問診票だけでなく、ドクターからの問診でも話すことが沢山あるので、パートナーと一緒に行くと安心です。
もちろん、パートナーも一緒に診察室に入ることができます。
事前メモ+翻訳アプリが本当に助かった
一人で検診へ行く時は、不安が大きかったです。
そのため、私は心配な症状や聞きたいことなどを、事前にメモして持って行っていました。
また、病院によってはスマホ使用OKだったので、翻訳アプリには本当に助けられました。
完璧な英語でなくても伝われば〇。
理解できるよう「困った時に頼れるもの」を準備しておくことが安心につながります。
基本的な個人情報だけでも覚えておく
名前や住所、電話番号や生年月日は婦人科だけでなく、
病院で処方された薬やサプリを取りに行く薬局(Pharmacy)、血液検査や精密エコーをしに行く病院など、行った先で必ず聞かれることになります。
そのため、まずは個人情報だけでも言えるようにしておくと楽になります。
数字の書き方もアメリカでは0,1,2,4,7が日本とは少し違うことがあり、最初は戸惑うこともありますが、これはすぐに慣れると思います。
まとめ|英語が話せなくても、少しずつ慣れていける

最初は、病院へ電話することすら怖かった私ですが、翻訳アプリや日本語が話せるスタッフの方に頼りながらも、少しずつ慣れていくことができました。
英語が苦手なままアメリカで妊娠し、不安を感じている方の気持ちは本当によくわかります。
この記事が、少しでも不安を減らす安心材料になれば嬉しいです。
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